フィリピン中部セブのジャパン・インタートレード・コールセンター社で働いていた日本人約60人が不法就労の疑いで逮捕されたというニュースがありました。
海外にも日本的なブラック企業が蔓延っています。
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このようなコールセンターは、東南アジアのフィリピンや中国、タイなどに多くあり、多くの日本人が働いているというのはよく知られたことではないでしょうか。
日本から電話で問い合わせをおこなったさいに実際に電話で対応してくれるオペレーターの人は日本にはおらずこのような地域にあるコールセンターで働いているということが多いようです。
なかには日本人ではなく、日本語ができる外国人が対応する場合もあるようですね。
昨今の、日本での就職難や閉塞感から海外での就職を希望する若者が多いようですが、特に専門的なスキルや外国語ができるというわけではない人たちは日本語だけで業務ができて比較的簡単に仕事が見つかるこのようなコールセンターで働くという選択をするようです。
雇用する側にとっては、海外で働けるということや働きながら外国語を学べるなどと甘い言葉で誘って、実際は低賃金で働かせているという実態があるようです。
他の職種に比べても給料はかなり低めに設定されているようで、生活していくのが難しくなったり、得られるスキルなどがない、あるいは仕事上のストレスなどで長く続かずに辞めていってしまうことが多いといいます。
完全に日本のブラック企業の問題の構図と同じだと思います。
今回摘発されたフィリピンのジャパン・インタートレード・コールセンター社では、雇用している日本人に対して労働許可証を発行せずに働かせていたということで、なおさらたちが悪いですね。
同社の言い分では、半年間の実務研修中のため、労働許可は不要だと主張しているといいます。
どのような判断が下されるかわかりませんが、労働許可証を発行するのにもそれなりのお金がかかりますので、それを出し渋ったというのは目に見えているような気がします。
日本でのブラック企業への批判はかなり高まってきたとはいえまだまだなくなりませんし、海外でもうまく隙を突いてこのような会社は蔓延してきているように思います。
巻き込まれてしまった日本人が気の毒ですね。
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2015-09-13 11:59
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